前回の記事:NAKEDゲッカビジン! Vol.01 玉響桃乃①
(前回からの続きです)
───高校を卒業して専門学校へ進学。
そして、いよいよ自画撮り少女・玉響桃乃が誕生するのだが、
そのキッカケとなった自画撮り美女が存在する。
口枷屋モイラさん(※注1)の褌姿の自画撮りを見た時に感動して
自画撮りの女の子をよく見るようになり、
自分でも自画撮りをやってみようと思ったんです。
モイラさんはボクの中ではまさにセルフポートレイトの女王であり、
レジェンドみたいな人なんです。
今では自画撮りをセルフポートレートとして形にし、
またクリエイターとしても活躍してるんですよ。
───桃乃さんの自画撮りライフがスタートしたが、
やはり最初は思うようにいかないことも多かったそうだ。
最初は自画撮り写真をディスられることが多くてツラかったですね。
思春期マーブルさん(※注2)と絡んでみたいという下心でやってたんですけど、
周りからのやっかみなどもヒドかった。
でもディスられて悲しいフリをすると助けてくれる人も多くて、
このディスられぶりをより周りから同情されるような
炎上商法に利用してやろうと思ったんです。
もし、自画撮りをディスられて困ってる女の子がいたら
ぜひこの方法で乗り切ってもらいたいですね。
───自画撮りで目立つには、
まずはカワイイ写真を撮らなくてはならない。
どんなテクニックを使っているのか教えてもらった。
鼻が低く見えないように撮ってます。もちろん加工はしますよ。
アプリはLINE(※注3)のしか使わないですけど。ただ枚数はあんまり撮らないです。
ほとんど1回1枚くらい。自分の顔がキライだからたくさん撮って
あとでそれを確認したくないんです。だからほとんど1枚しか撮らない。
昔はレンズにグロスを塗って撮ってたこともありましたね。
そうすると写真がボヤけてゴマかせるから。
───撮影枚数は少ないながらも
自画撮りが生活の一部として密着しているのは確かなようだ。
今は自画撮りしないとボクにはもう何もないので……。
自画撮りしなくなったら玉響桃乃としての存在価値がなくなる。
1日1枚欠かせません!
その1枚の撮影に1時間くらい掛かる時もあります。
───日本ローレグ・ライズ協会の会員でもある桃乃さんは
“ロー活”と呼ばれる下着姿での自画撮りも行っている。
そんな自画撮りの素晴らしさは何なのか。具体的に話してもらった。
加工すればどんな顔にもなれるんですよ。
メイクが下手な女の子でも自画撮りして加工すればなりたい顔になれる。
こんな素晴らしいことはないですよ。
ただその半面、身を削って写真を晒すリスクはあるし、
自画撮りは“自傷行為”の一種でもあると思ってます。
───自画撮りは自傷行為とまで言いきる桃乃さんだが、
それでもなお自画撮りを繰り返す理由は何なのか。
自画撮りをやる前の自分と自画撮りをはじめてからの自分は
どっちもキライなんですけど、自画撮りをはじめてから友だちが増えたのは事実です。
っていうか、自画撮り関係の友だちしかいない(笑)。
リア友はほとんどいないんです。
ボクの場合は自画撮りは承認欲求だけではなく、
ネットで好きな人に近づけるかもっていう下心のほうが大きい。
褒めてくれる人もいるから精神安定になるし、
友だちも出来る。もし、学校で友だちがいなくて孤立してる女の子がいたら、
トイレでお弁当なんか食べてないでその間にパンツ姿でも自画撮りして
ツイッターにアップしたほうが友だち出来ますよ。
どんなにブスでも女には“女”という武器があるんです!
───自画撮りで人生が変わった桃乃さん。
自画撮りをはじめる以前の自分と自画撮りをはじめてから
人生が変わった自分とは、どっちがホントの自分なのか。
今のボクはウソであり残酷な真実です。
───もはや自画撮りを通して何かを悟ってしまったと言っても
過言ではない重みのある言葉。
もしこれから自画撮りを始めたい女の子がいるなら、
桃乃さんが好きな自画撮り美少女を教えてもらったので、
ぜひ参考にしてもらいたい。
まずは、悲なみちゃんです。写真も言葉も存在すべてがイイんです。
ネット葬式をしたので、もう自画撮りはやってないんですけど、
今でも自画撮り少女はみんな悲なみちゃんのことが大好きなんですよ。
カリスマであり神ですね。ブスな子ほど悲なみちゃんが好きかも(笑)。
そして、RISAちゃん。カワイイけどツイッターが鍵アカだから見られないのが残念。
ボクはRISAちゃんがツイッターをはじめた時にたまたま見つけたから
3番目くらいにフォローしてるんです。つぎに知り合いの殺めちゃん。
今は休止中なんですけど、自分と同じくらいのクズ具合がイイ(笑)。
しっかりしてないところについつい母性が出てしまう存在ですね。
───最後に桃乃さんの好きな男性のタイプを訊いてみた。
裏切らない人。そして、許してくれる人。
マンガ『ハヤテのごとく!』の主人公の
綾崎ハヤテ(※注6)みたいな人がメッチャ好きなんです!
───とても楽しそうに眼を輝かせながら好きな男性のタイプを語ってくれた桃乃さん。
これが彼女のホントの姿なのだろう。人生を変えたい女の子は、
とりあえず自画撮りにチャレンジしてみるのも悪くない!?
(※注1)口枷屋モイラ(くちかせやもいら)
日本のフォトグラファー/デザイナー。2003年からセルフポートレイト活動を開始。個展や雑誌連載、ファッションブランドのデザイナーも勤めるなど、多方面で活躍する。ロー協の公式モデル一期生としても有名。
(※注2)思春期マーブル
エッジを利かせたコラボ&デザインで自画撮り少女たちから絶大な支持を受けるTシャツブランド。「日本ローレグ・ライズ協会」はここから誕生した。
(※注3)LINE
韓国最大手IT企業NHNの日本法人・LINE株式会社が提供するSNSのひとつで、特徴は、アプリをインストールすれば複雑な設定ナシで簡単にチャットができるところ。他、最近では音楽ストリーミングサービスも開始した。
(※注4)綾崎ハヤテ
小学館「週刊少年サンデー」誌上で連載中のギャグ漫画『ハヤテのごとく!』(原作・畑健二郎)の主人公。両親(失踪)の借金1億5000万円を返済するため、大富豪である三千院家に執事として雇われ様々な困難に見舞われるも、持ち前の明るさと人間離れした身体能力でわりとアッサリ解決していく。女子にもてもて。
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