前回の記事:NAKEDゲッカビジン! Vol.02 のらねこ①
(前回からの続きです)
──前半は、主に幼年~小学時代を聞いてきましたが、
後半は中高生時代~現在にかけてお伺いしていきます。
まず、中学に進学して、アニメ熱は引きましたか?
それとも…。
ずっと観てました(笑)。
しかも中二くらいからコスプレも始めて…。
──中二から! どうやって入手してたんですか。
例えば買うにしても、バイトできないですよね。
お小遣いを溜めてとか、お年玉で買ったとか?
コスは…ネットで勝手に注文して、
代引きにして親に払わせるってことをやってました(笑)。
代引きしか知らなくて、その頃は…。
──10代レイヤーにとって、
衣装のハードルは高いですからね。
そう、高かったですね!
…怒られましたけどね。
──それにしても親御さんが、お金払って。
勝手に買っちゃうとは…すごいですね。
商品が届いた際、どんな風に親御さんの追求を逃れてたんですか?
学校から帰ってきてお母さんから「なんか届いてたよ」って
言われるじゃないですか。
その際に「あ、ごめんありがとー」って、
お母さんが話題を切り出して、
私を叱ろうとするかしないかで、
さっと部屋に入る(笑)。
──鮮やかですね(笑)。でも、
すごい嬉しかったんじゃないすか?
届いた時は。
それはもう! ウィッグも買ってましたから、
すぐ着て、部屋でくつろいだりしてました(笑)。
──初めて買ったキャラのコスは覚えてますか?
『AIR』の制服です!
──そんな感じで中学生の頃は、
何着くらい買ってたんですか?
10着くらいですかねー。五千、六千円くらいの
安いのを選ぶんですが、ウイッグも入れたり、
靴とかも入れると、送料で大変なことになっちゃう…。
──その当時は、周りの友達で、
同じコスプレが趣味の子はいたんですか?
中学3年生の先輩がコスプレをやっていて、
3人いたんですけど、その先輩たちと一緒に合わせとかやってました。
そのために買ったコスもあるんですよ。誰かの家に行って合わせたり、
神社へ行って合わせたり。その頃から、イベントにも行き始めました。
──それにしてものらねこさんの環境は恵まれてますね。
レイヤーに目覚めた頃って大抵ぼっちで、
イベントもドキドキしながら行く人多いですからね。
そう! 運のいいことに、たまたま中学校からヲタクが多くて、
さらに小学校から仲良かったヲタクの友達もいたので、
なんか、クラスの半分くらいはヲタクってことが判明して(笑)。
それとは別に、バスケに誘われた友達とも仲はよかったんですけど、
けっきょく離れて、ヲタクの友達とずっといましたね。
とにかくスゴイ楽しかったです。
──すごい(笑)。ヲタクしかいないクラス(笑)。
じゃあ会話はアニメや漫画の話だけってことか。
そうですね、ひたすらその話をしてましたね。楽しかった。
──そんな状況で行った初めてのコスイベント、
アドレナリンが凄かったんじゃないですか。
なんだろう、全然知らない人ばっかりの中で、
案内されるがままに更衣室に行って、着替え終わって会場に出て行ったら、
カメコの人達が、「撮らせて下さい」って次々来て、
「サイトに掲載していいですか?」っていわれて、
とりあえず「あ、いいですよー」って答えて、
なんか名刺をもらって(笑)、そんな感じ。
そこから写真を撮られる楽しさを知りました。
その時は、一緒に来た友達はコスプレはせず
付き添いみたいな感じだったんですが、ビックリしてましたね。
──表情とかポーズとか、
ちゃんとできてたんですか?
それがわかんなくて、
ただ撮られてるだけでした(涙)。
コスの完成度も甘いし、
化粧とかもまだ全然出来てなくって…。
──そこからどれくらいのペースで
イベントに参加するようになったんですか?
月に、一回ぐらいですね。
──それはハイペースですね。わりとスグに
仲間ができちゃう感じじゃないですか。
カメコさんも含めて。
なんか、部活系のノリになってました。
普段の周りの環境ってすごい田舎で、
クラスにヲタクが多いといっても、
その子たちがイベントに行ってたかっていうと
そうでもなくて。だからちょっと
自分だけ、大人になった感じがありました。
──幼年と小学校、そして中学生と、
一転の曇りもないヲタ街道をまっしぐらだったわけですが、
さて高校進学後は、その熱はさらに
激しくなっていったのではないですか?
それが、一旦落ち着いたんです。
好きなバンドができて。
全然ローカルな、マイナーなバンドだったんですけど。
そっちにお金を使ってたら、
コスプレをするお金がなくなってしまって。
その好きなバンドが解散したのが、
高3になったころかな。その頃、
盟友みたいなカメラマンさんに出会って、
もう一回コスプレをやってみようと思ったんです。
ロケに行って、ちゃんときれいな写真を撮ってくれたので、
そっからなんか、脱ぐようになりましたね。徐々に。
──脱いでいくことには抵抗はなかったんですか。
のらねこさんの露出って、男からみても際どいと思うんですよ。
けっこうマセてたんですよ、小さいころから。
エロいことに関して抵抗がないというか。
小学校五年生くらいからエロ漫画を読んでたので(笑)。
あとは、そのカメラマンさんが撮ってるレイヤーさんの中に、
鳴海玲音(※注1)さんがいたんですけど、
その存在も大きいです。
その人に憧れて道をたどろうみたいな。
そしたらドンドンエロくなっていきましたね。
──鳴海さんといえばキワキワで有名な、
ご自身でも“スジ職人”と仰ってるほどの方じゃないですか。
のらねこさんも、実は鳴海さんのような
キワキワギリギリなのを撮ってるんですか?
撮ってるけど、画像アップはしてないですね、まだ。
そういうのをまとめてROMを作ってみたいと思ってるので、
その時までとっておいてます。
今年の夏コミに受かったら出そうと思ってますよ。
──カメラマンさんに撮られるということと、
自画撮りするということ、どうちがうと思いますか。
例えばだけど、自画撮りだったら男性の視線を意識してるとか。
そうですね。自分が一番きれいに見えるラインを
意識して撮ってますね。お尻を一番見せたいので、
がんばってめっちゃ腰を曲げて撮ったりしてます(笑)。
──じゃあ、お尻に自信ありってかんじですね。
そうですね、わりとみなさん、よくほめてくれるので。
──『ロー協』に入ったきっかけは、
どこのタイミングだったんですか。
ロー協の存在は、その当時、鳴海さんがすでに入っていて
「そんな協会があるんだ」程度に思ってたんです。
鳴海さんと一緒に写真を撮って、それを鳴海さんがツイッターにUPする際、
どうやらロー協のタグを付けてたっぽく、そういうことを
繰り返していくうちに、ロー協の目に留まって
「やりませんか?」って言われたんで、
「じゃあやります」みたいな感じでしたね(笑)。
──きっとUPしてた写真が、
ロー協のコンセプトに合ってたんでしょうね。
そうですね。ローライズパンツは好きだったし、
お尻にも自信ありましたし。
──いま地方には、「わたしもコスしたいなぁ」「でも友達にも言えない」という感じで、
せっかっく高画質カメラ機能が付いたスマホを持ってても、
何もできず悶々としてる女の子たちが五万といると思うんですけど、
のらねこさんからアドバイスをお願いしたいんですよ。
そうですね…ひっそりとツイッターはじめて、
ロー協のタグをつけてロー活。そうすれば、
ロー協からリツイートしてもらえるし、いろんな人が見てくれる。
いきなりは無理かもしれないけど、
そういった活動をこつこつしていけば、
ちょっとづつみんなに見てもらえるようになると思います。
見てもらえるようになると、もっときれいになろうって思うし。
──なるほど。そうなるとのらねこさんの私生活、
ストレッチとか筋トレとか、そういうの含めて、
規則正しい生活を送ってそうですね。
規則正しくは…ないですね(笑)。
(※注1)鳴海玲音(なるみれいん)
ロー協公式モデルNo.008。東海地方を中心に活動中のコスプレイヤー。大胆で際どいコスを身にまとい、惜しみないポージングで多くのカメコとファンを魅了する。
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