前回の記事:大島薫の自画撮り戦国時代①
第1回:奇跡の一枚を生み出す撮り方講座
昨今、携帯カメラの画質が向上し、携帯で撮ったとは思えないほどの美麗な写真が手軽に撮れるようになってきました。各社の画素数競争は留まるところを知らず、5s以降のiPhone画質は800万画素、Androidスマホに至っては1600万画素を超える機種も登場しています。こうなってくると、もはや携帯電話にカメラが付いているというよりかは、カメラに携帯が付いているような感覚です。しかし、カメラマンという職業があるように、カメラの質と、撮り手側の質は必ずしも比例しないもの。今回はそんな、撮り方のお話です。
歪みに注意!
これは携帯、スマホに限った話ではありませんが、カメラのレンズには当然歪みがあります。鏡で見たときは「今日の自分イケてる!」と思っても、写メに撮ってみるとそうでもなかったという経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。この要因には、レンズの歪みが大きく関係しています。
携帯電話に使われているカメラのレンズは、概ね広角レンズです。広角レンズの特徴は、カメラを縦にした場合、中心にある対象ほど歪みが少なく、上下の端に行くと歪みがキツくなります。みんなで集合写真などを撮影する際に、端にいる子が大きく歪んで顔が変形してしまったりするのは、そのレンズが広角レンズだからです。顔中心に自画撮りをする際は、やや正面気味上から撮ると良いでしょう。
逆に歪みを利用する
写真を撮る際、非常に厄介な『レンズの歪み』ですが、これを利用した撮り方もあります。例の写真は、そのカメラの歪みを利用して撮った写真です。ボクの使用している携帯はiPhone 5sですが、iPhoneにも独特の歪みがあります。iPhoneの場合は、カメラを縦に構えたときに上が広がり、下がすぼまるようになっているのですが、この写真はそれを利用して、身体を下に配置することにより、くびれを強調させています。
大幅に顔を隠すのはNG
続いて、撮られる側の話ですが、顔を隠すのはいかにも詐欺っぽいのでやめましょう。よくネットに上がっている自撮り写真にありがちなのが、ハートのスタンプや、顔の一部だけを写す撮り方です。こうなってしまうと、もはや、大して加工をしていなくとも加工感が出てしまいますし、誰を撮っても同じです。とはいえ、その日ニキビがあったり、コンプレックスのある部分は隠したいという気持ちもわかります。その場合は、ニキビのない側の顔をカメラに向けたり、角度や光源を調節してコンプレックスの目立たない写真を狙いましょう。
男性受けはAV業界のパッケージルールに学ぶ!
これはあまり知られていないことですが、AV業界では『売れないパッケージの三大法則』があります。それは「前髪パッツン・お団子・青系」です。前髪パッツンは特に、前髪を眉毛を隠すように切り揃えたもののことを言います。髪型というよりは眉毛を隠すことが表情をわからなくさせ、AVを売れなくさせます。お団子は、よく言われていることですが、男性受けが悪いというのが大きな要因ですね。そして青系というのは、服装や画像の色味が青くなってしまっている写真のことです。青色は心理学的に、人間を冷静にさせ、食欲などを減退させると言われています。AVを買いたいと思っている男性の心を、冷静にさせてしまうんですね。個人的にはお団子の女性などはすごく好みなのですが、一般的な男性受けを狙うならこういった点を考慮してみてはいかがでしょうか。
とにかくたくさん撮る
最後に、とにかく大量に写真を撮りましょう。当然のごとく生き物ですから、わずかな動きや表情の違いで顔は大きく変わります。どんな美人もブサイクに写る写真はありますし、逆にいえばどんな顔も綺麗に写る撮り方はあります。そんなにたくさん撮っている時間がないという方は、まず色々な角度から写真を撮り、その日一番良く見える構図を決めてから、その構図で何枚も粘ってみるというような手順にすると、効率的にベストショットを生み出すことができますよ。
綺麗な写真が撮れたら、続いては加工アプリの使い方についてです。
(続く)
[プロフィール]大島薫
純粋な男性でありながら、男の娘として大手AVメーカーと専属契約をした元AV女優。現在はタレントとして活動中。ヴィレッジヴァンガード、シンデレラバスト専用下着ブランド「feast by GOMI HAYAKAWA」ではモデルとしても抜擢されており、GAP原宿フラッグシップ店での「OUT IN JAPAN」プロジェクトでは、多くの著名人と並び男の娘として大々的に紹介された。作家としての執筆活動も熱心に行っている。
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